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グラストンベリー事件その壱

グラストンベリー事件その壱


グラストンベリー知っていますか?

イギリスで一番有名な野外ライブのことです。

私は、洋楽が大好き。

だから、イギリスに行く際は

グラストンベリーだけには、絶対行きたかったんです。



グラストンベリーには、友達3人と行きました。

友達3人とも、ロンドンから、電車に乗り、

最終電車で、グラストンベリーの最寄り駅に

23:00着の予定でした。

私は、ロンドンの反対方向、ウェールズのほうから

グラストンベリーに行くので、彼女たちとは

反対方向から、最終電車で着く予定でした。

駅に集合予定でした。



グラストンベリーは楽しみ!

でも、初めていくとこで、ドキドキしながら

向かいました。

最終電車は、グラストンベリーに行く人で

大混雑。

グラストンベリーは、3日間行われるので

皆、テントをたてるので、キャンプ用品だけで

幅をとるのよね。

もちろん、前のりよ。

だから、うちらは、4泊5日をキャンプ生活することになってるの。

私はアウトドア-派じゃないので

それに関しては憂鬱。



ようやく、電車は、最寄り駅に着きました。

すっごい、人、人、人の大渋滞。

一生懸命、友達を探す。

が、見当たらない。

え~ん、こんなとこで一人??って思って

駅員さんに聞く。

「友達がロンドンから来るんだけど、ロンドンから来る最終電車って

いつ来るの?」と聞いた。

そしたら、とんでもない答えが返ってきた。

「さっきの電車が最終で、もう、次は朝方に着くやつだよ」って・・・

まじで~~~~~!?

私、どうしたらいいのよ。

ここで、野宿?

急いで、インフォメーションに聞いてみる。

「この辺って泊まるとこある?」

「何にもない。あるわけないっしょ」っとつっこまれる。

あ~ん、それは分かってるの。

でも、万が一ってこともあるじゃない(笑)

実は、キャンプ用品は友達が持ってくる予定で

寝袋も友達。私の手元にはブランケットと

長靴のみ。あと、ちょっとの水と食料。

6月なのに、すんごい冷える。

ふっと、いちかばちかで、

友達が住んでいるアパートに電話をかけようと思いついた。

電話すると、人が出てくれた~~~~♪

ありがたい。日本語♪

どうやら、最終電車に乗れなくって、

ブリストルという駅から、タクシーでこっちに向かっているらしい。

友達の一人は、イギリスで暮らしてる子だったから

携帯電話を持っていたみたいで、早速、聞いて、電話をかける。

が、が、通じたもの、道が大渋滞らしい。

ゲルマン民族大移動ね♪

結局、駅は遠回りになるから、グラストンベリーで現地集合となった。



ようやく、少しは落ち着き、今度はグラストンベリーにいくバスの列に並ぶ。

ここも大混雑。

しかも、道が込んでるため、なかなかバスがこれないらしい。

日本人はただ一人・・・。

周りは、飲んで酔っ払ってる人やあやしい人たちでいっぱい。

気をひきしめて並ぶ。

寒い。しかも一人。

グラストンベリーに行くとスタッフに言った時

皆、心配した。

恐いアドバイスを受ける。

「ジュースは持っていってはダメ!目を離したすきに

薬物を入れられて、身包みはがされて、お金をとられるわよ!」

不安がよぎる・・・。

トイレに行きたくなるが、

一人。列から出るわけにはいかない。

バスはなかなか来ない。

30分に、一本くればいいほう。

しかも、バスに乗るときに、チケットを見せてって言われることがあるらしい。

私は、チケットなかったの。

着いてから、買うつもりだったし。

一人は淋しかった。

一人ぼけ、一人つっこみをしてた(笑)



バスに乗れたのは、

2時近くにもなっていた。

乗り込んでも、大混雑。

座ることはできたが、ぎゅうぎゅう。

そして、乗っても、道は大渋滞。

結局、グラストンベリーに着いたのは

3時過ぎだった。



正面入り口で待ち合わせだった。

が、友達はいない。

出店がでていたので

明るいところで

待ってみる。

されど、こない。

電話したいのに

公衆電話なし。

周りは全て、恐い人に見えてくる。

そーんなとき、友達が現れてくれた。

先に着いたけど、周囲をぐるっと私を探して歩いてたみたい。

ほっとする。

時計を見たら、10分ぐらいしか待ってなかったみたい。

一人で心細かったんだよね。



グラストンベリーで

テントをはりはじめて

はり終えたのは、もう夜もあける4時だった。

もちろん、速攻寝ました。

でも、ラリっている男の人がふらふら

私たちのテントの周りを歩きながら

笑ってるので、恐かったんだけどね。




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